数と手間の力

革のメーカーで血筋やトラを確認して、どこまでどう入れるかということを確認するのだが、特にヌメ革は銀ペンが消えにくく、歩留まりが悪くなっては本末転倒。という訳で、裁断職人と革メーカーで合流して打ち合わせることがある。そして、印無しで裁断を任せる。裁断職人は今度は徒歩で縫製の職人へ持っていくのだが、縫製の職人へは裁断前に話してあるので、まだかまだかと待っている。優秀な職人は段取りがしっかりしていて、実際の作業はとても早い。そうでなければ仕事にならないからだ。

段取りというのは1個でも100個でも同じだけ手間がかかる事が多い。だからこそ数の力が必要になる事がある。数や時間の力が重なれば、それが仕事として成り立ち、キャリアとなってまた腕が上がる。取り扱う品物によって、どう折り合いをつけていくかに違いはあるが、パパッと簡単にできるものなどそうそうなくて、積み重ねでしか越えられない壁がある。そんな基本的なことですら、いつの間にかどこかへ飛んでしまってハッとすることがある。

沢山作ったとしても、お客様にとってはたった一個の品物と出会いがあるのだから、その出会いを大切にするためにも数の力でより良いものにしていきたいものです。

9月、すっかり秋ですね。

ふと気が付けばもう9月。急に夏が後ろ姿になってしまいました。
ここのところ、ブログで文章を書くといった時間になかなか恵まれず、インスタから画像とちょっとした文章を流すということが増えておりましたが、逆に、仕事上で人とお話しする時間はものすごく多くなっていて、口の方はずっと動いていました。口が動くと頭が整理されることもあるのですが、どんどん増えるTODOに、時間管理の重要性を考える日々・・・秋の力を借りて、色々と改善したいところです。

さて、アトリエでの打ち合わせも多いので、ここでデザイン以上の制作的な仕事を行うには多少無理が出てきています。アトリエで商談と企画を行い、制作面でのあれこれは、結果として工場や現場で行うことが増えてきました。動線が変わると、頭の中も変化があります。

色々な状況の中から、創作活動につなげて、喜んでいただける物を作れるよう体制を整えていけたらと思います。今後共お気軽にご意見ご要望をお寄せくださいませ。

Flashが2020年に廃止になるというニュース

トップページaging.co.jpにはフラッシュ画像がご用意してありましたが、近年のアクセスはスマホも多く、またPC等の環境に因りましては、フラッシュが配されていると画面が白くなってしまうという事象が起こることがありましたので、お気づきのお客様も多いかもしれませんが、先月からトップページとオンラインショップの同期して、一つにまとめることにしました。

そのため、shopのトップページ(http://aging.co.jp/shop)にアクセスいただくと、メッセージが表示されて、http://aging.co.jpに転送されております。本日のニュースで、2020年にはフラッシュが廃止されると配信されていましたが、時代の移り変わりで機械語もどんどん変わっていきますね。

出来る限り、制限がない環境でアクセスしやすいWEBサイトにしてお届けしてまいりたいと思っています。これからもその時々で色々な変更が生じると思いますが、今後共どうぞよろしくお願い致します。

日野原重明先生

先程ニュースで拝見したのですが、聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生がお亡くなりになったとのこと。105歳。心より安らかなる眠りをお祈りいたします。

昨年の今頃、聖路加国際病院でAging製品を販売させていただいたことをきっかけに何度かお伺いしましたので、日野原先生のお話を耳にする機会がありましたが、生涯現役で常に10年先まで考えていらっしゃるとのこと。この記事にも、『食事に行くようなときはアポイントメントを取るって言うでしょう。ぼくが手帳に書くのは「コミットメント」なんです。神に誓約をすることをコミットメントと言います。どうしてもこれがやりたいということを5年、10年先でもきちっと決めて、これは自分のミッションであると考えています。』とありました。少しでもそんな生き方ができるように願いながら、何とも言えない寂しさを今日は感じていようと思います。

6次化

6次化(6次産業化)の話になった。ざっくり言えば1次の農林水、2次の加工業、3次の販売業を合体させて、生産性を高めるということらしく、1次産業からみれば農作物等が価値を上げるし、2次や3次産業から考えれば、商品の価値を高める。国やその産業支援をする団体から見れば、1次産業やその他の産業、地域が活性化するということを優先する。

ベトナムで革製品を製造できないかと視察にいったとき、現地で偶然出会った方々とお会いしていくうちにわかったのだが、ここは2次産業が活性化していて、材料の調達が難しい部分があるということ。そのため材料をどこかから調達してくることになる。それで、まずは現地で調達できる材料を使って、ベトナム特有の価値の高い2次産業を活用させていただき出来たのが、手刺繍によるイニシャルハンカチだった。

視察までベトナムという国を全然知らなかった。それで急に情報を収集する中で、日本人オーナーにしてベトナムで大人気のピザ4p’sを作り上げた方がいるということを知った。2年後、日本でそのオーナーのお話をお聴きする機会があったのだが、彼はこの6次化を丸っと実現させているんだなと今更理解した。

ピザにつかうチーズがベトナムに流通していない。イタリアから空輸すると品質が保持出来ないしコストも高い。それならばと手探りでチーズを作る事を決める。最初は牛乳を探して牧場へ行っていたが、今では牧場に牛を飼い、チーズは製造を整えてパッケージ化。現在はコンビニにそのチーズが流通しているのだ。ベトナムにコンビニが増えるタイミングもちょうど合っていたんじゃないだろうか。牛を飼うきっかけは、チーズが美味しくなる環境を整えて質の高い素材を作るため。

色んな方の立場で色んな進め方があるだろうが、何が一番大切なのか感じることの多いニュースが溢れていて、それが意外と身近にあることを考えると、やはり答えも近くにあるのかもしれない。

展示会終了

埼玉のお店で展示会をしておりましたが、6月25日に終了いたしました。どうもありがとうございました。お客様からメールなどこちらへもくださり本当にありがとうございました。シザーケースのご紹介や過去の掲載記事など過去のAgingの情報も並べてくださいました。デュ・カリテやバングル等、みなさまお似合いのものをお買い求めくださったようで嬉しく思っています。

Agingストアの方もどうぞお気軽にご利用くださいね。

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