コンテンツへスキップ

土のくらしと保存食

先日、J-WAVEを流しながら夕食をつくっていた。BGMにPSAPPが流れ出したので、ちょっと聞き入っていると、「ソトコト云々...」と聴こえてきた。多分スローライフの話だな、と何となく急に気分を殺がれた。 その日は質素な夕食。ごま油とレモンでつくった人参とセロリのマリネとか、焼きたてのパンとかヨーグルト。それで最後にオレンジの皮をむいてお風呂に放り込み、オレンジを食べながらぼんやり思い出した。

そういえば昔、山梨で何も無いところから生活をはじめた二人がいたな...私と同じ歳くらいじゃなかっただろうかと。 あった、あった。こんなサイトが出来ている。 以前見たときは、子どもも生まれたばかりで、畑仕事もまだまだ下手で、ご近所さんからお野菜をいただいて生活していたという二人。ご主人は山で取れる野菜の絵を描いて、奥さんは花かごを編んで、近くの工房で売ってもらっているのが収入源だった。

それが驚いた!畑に青々と有機栽培の野菜がたくさん。50 種類の野菜を育てていて、冬場のための保存食もぬかりない。ルバーブジャムにトマトペースト、ブルーベリージャムなどなど棚にはおいしそうな瓶がいっぱい。子どものナツちゃんの離乳食もおいしそうだ。 テレビ放映した映像はコレ(音でます。)

ご主人の顔には父親としての風格が現れているし、奥さんは前よりずっと綺麗になっている。家もどんどん改造されて、お洒落になっている。以前みたときは「大変そうだけど、こんなところで二人で同じ志で生きることができるってすごいな」と感心していた。でもその日は、質素な夕食ともリンクして、保存食の瓶でいっぱいのキッチンが羨ましいし、素敵だと思った。

なんて創造的で人間的な生活なんだろう。しかも、応援して何か購入したくなってきた。あの人の保存食の本、だれか出してくれないかしら...