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筍の宴

「山口のおいしい筍がたくさん届いたよ。筍パーティしよう。」ときのう美里さんからお誘いの電話があった。幾つもある山を今日は必ず越えていなければならなかったので快諾。楽しみにしつつ、朝から雷雨の降るおかしな天気の中、なかなか山登りが終わらない。予定よりも私は遅い参加だったのだけど、初対面の人もいるというのに、間合いといい、会話の内容といい、昔からの仲間のような感覚に陥る。世田谷の古めかしい和室の中だけ、どこかに浮かんでいるような楽しい宴。途中わたしは楽居堂の大島さんの面白い話に動揺して手元がくるい、玉子豆腐を落とす。大笑いしながら一升瓶が空く宴ってすごいな~。最後に来た男性が有名なケーキを調達してきてくれたというのに、女性陣はきょとんとしておちょこを離さない。そういえば、おちょこは山の形と反対だな。あんなにみんなで飲んで笑ったのに翌日爽快だったのは、山登りとのバランスかしら。