封筒がとどき、中に新聞が3部入っていた。
実家に電話すると、今日は自己流シチューを作ったと言う。
母親は結婚式出席のために鹿児島を旅行中なので今は父親一人なのだ。
電話を切ったあと、捨てようと思った封筒をよく見ると
手書きの宛名と差出人の文字の下にうっすら鉛筆の線。
父親は結構几帳面で、絵を描くときも補助線が多いタイプ。
娘に送るただの封筒にまで線を引いて宛名書きするところに、
不憫とも言える哀愁を感じる。
学校から帰ったときに自己流で子供におやつを作ってくれたときの背中と似てる。
まずいとかおいしいとか飛び越えてしまうよ、まったく。
