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Agingへの最初のギアチェンジ

あれは2000年の冬。雑貨メーカーの企画営業をしていた私は、会社勤めをやめることを決意した。そもそも、雑貨メーカーに就職するまえは、新卒で大手自動車メーカーに入社して、しばらく働き、仕事にも会社にもとても満足していた。なのに何故転職をしたのか?その頃の私は「一生働きたい。そして好きな事でなければ一生続かないだろう。」そんなことを考えるようになっていた。仕事にも会社にも満足しているのだから転職なんて考えなくて良いのでは?と感じるところではあるのだが、現状に対する満足と、天職を考える転職とはまた次元が違っていて、どこかで自分が不完全燃焼のような感覚を持っていた。周りから見れば、それは贅沢だとか、無理な事だとか、好きと仕事は違うのだとか色々で、自分もそう思ってかき消してみるのだが、いっこうに感情がおさまらない。本当に好きな事は何だろう?と自問自答して行き着く先は、今の仕事に繋がるものばかり。自分の可能性をずっと自分で否定してきたものの、可能性の方がコンクリ-トをぶち破ってアスファルトに芽を出してしまった・・・そんな感じで、まずは輸入雑貨メーカーに転職した私なのだが、その会社に入るときも数々のラッキーが重なって入社できた経緯がある。たまたま求人誌で見つけた気になる会社の求人情報の応募日は、とうに過ぎていたのだが、駄目もとで電話をしてみたところ、普段は電話にすら出ない社長がたまたま休日に一人で出勤しており、「実は応募者が多すぎて、ホテルを借りて明日まで面接を延長しています。最後の最後になりますが、来られますか?」との返答。『もちろん行きます!』今思えば、これがこの仕事への門が開いた瞬間だった。
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