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おわらないアトリエ

s-2009-2-9-0000パウル・クレーには、昔から心惹かれるものがあります。そういえば、20代前半のこと。押入れにパウルクレーの絵を描きなぐったら、すごい剣幕で家族に怒られて、襖を4枚、張り替えさせられた・・・という苦い思い出もありました。東京で観たのは、2年前の「ピカソとクレーの生きた時代」という回顧展。内向的で夢想的と表現されるクレーの絵は、ほのぼのしたものも多く、タイトルにも思わず微笑んでしまうものがあります。

たとえば左の絵のタイトルは、
『直角になろうとする茶色の△』
中央左上の△は、直角になろうとしているわけなのですね。

今年は、京都と東京で展覧会です。京都は終わったばかりですが、東京は5月31日~7月31日まで。
パウル・クレー おわらないアトリエ」 

谷川俊太郎さんがクレーをめぐるお話や詩を朗読したり、茂木健一郎さんがトークショーを開催したりと、様々な切り口で楽しめるようです。茂木さんのトークショーのタイトルに「クレーが画家になった瞬間」とあったので、色に開眼したチュニジア旅行をめぐる考察を聞くことができるのかもしれません。

ということで、私もクラフトでオマージュ。

sankaku3
「直角になろうとする茶色の△」のメモリートレイです。