価値観の変容

東京は猛暑の一日でした。
昨年2010年は、30年に1度の猛暑と伝えられていましたが、今年も変わらぬ気温で日中は汗だくです最近の地下鉄はひんやりとクーラーきいているので、移動は随分楽になりましたが、これからが夏本番。節電のこともあるので、朝夕の涼しい時間を使ったサマータイムの導入を考えつつ、職住接近についても検討が必要かもしれません。
震災時、東京に起こったパニックは、移動や流通、通信によるものがほとんどでした。
被災地は、自然による被害と、人工的な原発の被害の両方・・・。当時は極寒でしたが、今はこの暑さが街を覆っており、津波で流された大地はどこまでもどこまでも続いている状態とのこと。私は東北をまだこの目で見ることはできておりませんが、周りの人間が次から次へと東北に出向いており、耳にします。

今日の夕方、以前コラボレーションでお世話になったフラワーアーティストの大山さんとも、作品の大きな苔玉をみながら、そんな話をしておりました。日比谷パティオで明日まで展示しており、午後は苔玉教室も開催しているそうです。日比谷のビル街に突如として現れるパティオは、三菱不動産が3年という期間限定で企画したものでした。都会の中に突如現れる芝生やアート、飲食店もいよいよ明日で終わりです。

大きい苔玉！

少し足を伸ばすと、エルメスでも興味深い展示会が開催されていました。
製品になれなかった材料を、生まれ変わらせて再創造するという試みです。高級品は、人を選ぶ意志のようなものを持つことがあると感じますが、再創造された遊び心は、人に語りかけてくるという印象をもちました。7月3日まで開催されています。