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いい革だなぁ・・・

53fa2b7a.jpg昨日は、夜遅くまで職人宅にて打ち合わせ。新しいバッグの最終調整をしていました。まずは私が納得いくまでサンプルづくりを繰り返して、ようやく辿り着いたこの形も、縫製する人のミシンや機具の種類、そして手そのものが変わると、思わぬところでバランスが狂うことがありますので、縫製する職人との細かい調整は欠かせません。金型にどのような印を付けておくと良いか、縫い代や革の厚みは今の厚みで良いか等、美しい製品を作るために何度も顔を合わせています。

見た目のサイズや形が同じでも、革の厚みが0.1mm、縫い代がほんの少し変わるだけで、質感や雰囲気、持ったときの感触がかなり変わってしまいます。革をスライスすると、単純に重量も変わりますから、分厚ければ良いというものでもなく、ケースバイケース。小さな積み重ねがあってこそ完成するものづくりです。デザインを具現化するに至っては、独自の手段を駆使して、様々な意見を柔軟に取り入れながら臨みたいと常日頃から考えていまして、お客様のどんなお声もすべて大切なものですから・・・今後とも、実際にお使いになってみてのご感想やご意見などお気軽にお寄せくださいね♪お返事が遅くなってしまうこともありますが、本当に、何よりも励みになっております(o^∇^o)ノ

さて、昨夜の22時を回る頃、職人が私のシステム手帳を見ながらこんなことを申しておりました。「この革は、何度見ても、触っても、いいなぁ。オイルがしっかり入って、シワも血筋もトラも上手く慣らしてあるし、革が好きな人は、使い続けるとその良さがわかるだろうな。加工された完成品じゃなくて、革そのものを俺は見ているから、わかるだけのことかもしれないけどな。」何枚も革に触れてきた職人の言葉だからこそ、嬉しく思いました(⌒-⌒)

シワ・血筋・トラについては、自然光の元で撮影をして、改めてご説明いたしますね!
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