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エレガンス・カードケースができるまで9

昨日の東京はとても寒い一日でした。皆様お風邪等ひいておられませんか?
さて、長く続けてきたエレガンスカードケースの続きを書いて参りますね!

aaa丁寧にへり返しをして、菊よせをしたあとは、ミシンをかけます。グルリと綺麗にステッチをかけて、糸処理をしたあと、再度、念の登場です。下敷きも熱に強い手作りのシートです。

ccc力を入れすぎず、抜きすぎず、早すぎず、ゆっくり過ぎず、熱を入れて、念引きをしていきます。

eee画像をクリックすると拡大しますが、特にこの写真をご覧いただくと、念がどのように引かれたのかがおわかりになると思います。革も締まって、とても美しい仕上がりです!(へり返しした革の、フチの溝のようになっている部分が、念引きした線です。)

dddこの念引きの作業を、順番に1つずつ行っていきます。1つ1つ丁寧に心を込めて制作しておりますが、私がいつも感心してしまうのは、道具を使うときも、何か作業をするときも、その時必要な道具だけを机に出して、作業が終わったら即座に片付けていくその几帳面さです。以前、私がまったく同じ道具(打ち具)を持っていて、たまたま机に乗せていた時に、道具を仕舞い忘れたかと焦った職人は、作業を止めて、すべてのものを確認しだした・・・というエピソードがあります。ながらでも、ついででもない、その1つの作業をするためにだけ意識を集中させる。そんな姿勢には、いつも学ばせていただく事ばかりです。その1つが、たった一人のお客様の手に渡ることになるのですね。

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次回がラストdesu(´- `*)