そんな過分なお言葉を・・・と嬉しい気持ちのその奥で、私はぼんやりとしていました。バッグは物を入れて安全に運べるもの。そして、機能だけではなくて、何らかの心地よさを得られるもの。心地よさにもいろいろあって、その先は持ち主にしかわからない気持ちなのですが、こうして事実として返ってきた時、受け止める側は、なぜかぼんやりするという、何とも表現しがたい心地よい空気がそこにはあります。展示会でお客様とお会いして、その方だけが持っている、その気持ちをいただいて、嬉しくなったそのあとも、何とも言えない静かなぼんやりが存在します。
ぼんやりは、言葉にならない想いです。誰にも見えないけれど、とても温かくて、たしかにそこにあるもので、頂いたもの。本当にどうもありがとうございます。
一部が全部で、全部が一部なのかもしれません。