コンテンツへスキップ

3月11日 東日本大震災から1年・・・

1年前の今日、あろうことか電車に乗り遅れた。その電車をため息混じりで見つめながら、ショックからか、走りすぎたからか、ホームが歪んで見えた。景色がゆらゆらと動いている。少しして、その場にいた人々が、同じように動揺しているのを見て、眩暈ではなくて、地面の方が動いていると気づいたくらい、すぐには事態が飲み込めなかった。

ホームから改札口まで急いで登ったけれど、改札口から外に出るのがためらわれた。その日は雨は降っていないのに、駅の上のビルから、バシャーン、バシャーンとまとまった水が落ちてくる。これがガラスに変わらないものか、帰宅したら家が倒壊していないかと、これでもかというほどの想像力が頭を駆け巡った。電話はまったく通じなかった。その間中、震源が気になって仕方なかった。

少し落ち着いて、まだ余震が続く中、駅の近くの電気店のテレビをみて目を疑った。東北がとんでもないことになっていた。
2011年3月11日 14:46 三陸沖震源とするM8.8(のちにM9.0に修正)の大地震発生

今日の追悼式をじっと見つめていました。追悼文から伝わる辛さや悲しみ、目の前に迫るかのような描写の数々。彼らが言葉にするために、何度も何度も記憶を思い起こして、ペンを走らせたことを思うと、本当にたまらなくて、胸が締め付けられました。震災は過去ではなく、紛れもない現在なのだと改めて思います。

この震災は現在進行形。目の前のことをすることしかできませんが、力を合わせて、少しずつの積み重ねが大きな力になることを信じて進みたいと思います。

main3_200