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さて、今日のお昼に伺った目白での展示会メモを。
仁宇布の白樺でつくられたトレイやバッグの他、放牧されている羊の毛から糸を紡ぎ仕立て上げたケープやコートなど、温もりが感じられる作品展にお誘いいただいたのですが、会場で迎えてくださった柳生さんにお話を伺いながら、未踏の地について想像をふくらませておりました。松山農場とファームイントントという宿泊施設を経営なさっている方ですが、この地は村上春樹さんの「羊をめぐる冒険」の舞台とのこと。
ここには都会から移住してチーズ工房を営むご夫婦もいらっしゃるそうですが、羊を飼って、そのミルクでチーズを作り、その羊の毛もまた材料に。毛を刈って洗うところから始まる物づくりの原点ををお聞きしていると、農業と工業についてあれこれ考えさせられて不思議な気分になります。一緒にいたショップオーナーさんは「フィンランドのような景色ですよ。」ともおっしゃっていました。
そのあとは場所を移してフレグランスメーカーへ。
フランスから届いた新しい香りを試しながら日常にチューニングを戻しましたが、フランスのプロヴァンスで栽培されるラベンダー他、製品のエッセンスをできる限り自社の畑で有機栽培して香料を厳選しているポリシーをここでも伺いました。
大地の恵みを豊かに取り入れて世界に届けるというお仕事は日常の中に沢山あるものですね。受け取ることができれば、また世界が広がるのかもしれません。