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少し前の出来事になりますが、絵本作家さんが布かばんをテーマにした絵本を描くということで、かばん制作の道具やミシンを直にご覧になれる工房としてエイジングが取材協力させていただきました。

その絵本はもりのかばんやさんというとても可愛くて楽しい物語。ふくざわゆみこ先生の描く絵はとてもやさしく色づかいが奥深いもので、ずっと眺めていられるほど素敵な絵本です。取材当時、とても楽しい時間だったことを覚えています。

絵本は2020年5月というコロナ禍が本格的になったころに出版され、私はそのころ緊急事態で貿易業にも携わることになり、毎日2~3時間睡眠で事務所の床で寝袋で眠るような怒涛の日々を過ごしていたのですが、そんな中、編集者の方からできたてほやほやの新刊の絵本が到着したのでした。
その絵本にちりばめられている景色に「私が普段使っている道具が入り込んでいる!」と、ひとり心の中でときめき、久しぶりに気持ちが和らいで、とても癒されました。この場所が絵本の中にあるような不思議な感覚です。ステイホーム中の出来事なので、尚更だったのかも。

絵本に登場するハリネズミのハリハリさんは、もりのかばんやさんです。
絵本のエピソードから、私はものづくりの基本や原動力、何が大切なのかを何度も考えさせられて、この絵本はアトリエのバイブルでもあるなと思っています。

ふだん光の当たらない道具たちが絵本の世界にまで連れて行ってもらえたこと、大切な思い出です。これからもハリハリさんを意識していきます☺

  

 


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