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物の背景

通関を無事に終えた荷物が、品川デポに到着。連休明けと時短勤務を気にしながら、開梱して検品作業を行っています。

昔、会社勤めをしていた頃、海外事業部へ異動したいとずっと思っていましたが、結果として、国内業務且つ、物よりも人に関わる仕事に配属されていたために、倉庫や物流センターに出入りするときは、たいていそこに勤務する人たちに会いに行くことがほとんどで、こうして物を通して、その背景にある人々の考えや行動、経緯を理解することの面白み(?)は、最近の方が感じているかも・・・とふと思いました。

人間にはミスがありますので、何重かのチェックが機能する工程も大事ですが、作業を単純化して、間違えにくくすることも楽しい作業。たとえば10個を1つの袋に詰めて、さらにそれを大袋に10個いれて、さらにそれを10個、箱に入れて・・・という工程を繰り返せば、すべての作業は、「10数える」だけで終わります。当たり前のことなんだけど、こういったルールは、箱を開ける側にも影響します。

10までしか数えられなくても、それを繰り返すことで1000や10000を数えることができる世界、10を淡々と数えることが大きな事につながる世界、意外と好きだなと感じています。

余談ですが、VOGUEの動画、興味深いです。国によって1の指も違えば、数え方もそれぞれなんですね。
「世界70か国、70通りの1から10の数え方」。