昨日の続きです。ナガオカケンメイさんは、もう、本当に、有名な方なので、ご存知の方も多いと思うのですが、理由なんてわからず、とても気になる方の一人です。その魅力がどこから来るかは、少しずつわかることなのでしょうが、D&DEPARTMENTが奥沢に形づくられているところから、まだほとんど来客もいないころから、ドリップしてサーバーに入ったコーヒーが、満タンかゼロにしかならないキッチンができたころから（つまり人がいないわけです）、近所に住んでいた私はじっと見ていた。ただそれだけの親近感でないことは、わかります。
水野学さんをゲストに迎えた対談では、観光とデザインについての語らいがありました。水野さんは一番売れてるデザイナーとして紹介され、ご本人も旅好きで、お仕事も東京だけでなく、行動範囲がものすごく広い。そして、深く入り込まないと、地域とお仕事ができない。その中で見たこと行ったこと、それらを面白くお話なさっていました。デザインや広告の枠に囚われず、デザインしないという選択肢も持っていて、更に、広告を打たずに会社の改装費に回して、話題に繋げるなど、頭の中で何かがプチッと鳴りそうな楽しさでした。デザイナーとして判断する「いい」「わるい」の基準を、ナガオカさんが細かく聞きだして、水野さんを形成しているものが少しずつ出てくる。そんな対談でした。
帰りは、尾山台のAU BON VIEUX TEMPSで友人とお茶。ケーキは全部売り切れ！売れてるものは、足が速い（笑）
観光は日本をどう変えるか。面白いテーマです。
