休日にシャッターを閉めて

東京は緊急事態宣言が継続されていますので、材料の会社や加工場については、時短勤務と交代勤務で、ざっくりとお仕事を半分近く減らしていらっしゃるような印象を受けます。

それもあって、少し込み入った加工については、早めにご依頼して長く待つというスタイルが定番になりつつあるのですが(空いているので加工は早いですが運送に時間がかかることが多い)、お互いに確認や調整、仕上がりの様子を共有したい場合は運送で時間を使っているといつまでも仕事が終わりません。

ということで、今週末は、お互いの休日を返上して仕事をすることに。休業日を利用すれば、三密を避けることができ、少人数で集中して仕事を行う時間を邪魔することなく、短時間で仕事を終えることができます。シャッターを開けると人が入る可能性があるため、CLOSEした状態で作業をしていました。働き方が少しずつ変わってきますね。

 

物の背景

通関を無事に終えた荷物が、品川デポに到着。連休明けと時短勤務を気にしながら、開梱して検品作業を行っています。

昔、会社勤めをしていた頃、海外事業部へ異動したいとずっと思っていましたが、結果として、国内業務且つ、物よりも人に関わる仕事に配属されていたために、倉庫や物流センターに出入りするときは、たいていそこに勤務する人たちに会いに行くことがほとんどで、こうして物を通して、その背景にある人々の考えや行動、経緯を理解することの面白み(?)は、最近の方が感じているかも・・・とふと思いました。

人間にはミスがありますので、何重かのチェックが機能する工程も大事ですが、作業を単純化して、間違えにくくすることも楽しい作業。たとえば10個を1つの袋に詰めて、さらにそれを大袋に10個いれて、さらにそれを10個、箱に入れて・・・という工程を繰り返せば、すべての作業は、「10数える」だけで終わります。当たり前のことなんだけど、こういったルールは、箱を開ける側にも影響します。

10までしか数えられなくても、それを繰り返すことで1000や10000を数えることができる世界、10を淡々と数えることが大きな事につながる世界、意外と好きだなと感じています。

余談ですが、VOGUEの動画、興味深いです。国によって1の指も違えば、数え方もそれぞれなんですね。
「世界70か国、70通りの1から10の数え方」。

制作状況 Stay at ATELIER

いろいろと世の中が目まぐるしく変化していきますが、アトリエでの制作は、通常どおり回転しています。時間的な問題で、撮影する時間がなかなか取れませんので、どなたの目にも触れないまま、どんどん商品が出発している感じで進んでおりますが、職人の出勤については制限して、基本的に宅急便での受け取りに切り替えています。

いまは、万が一を考えて、他社への侵入も極力避ける配慮をお互いがしていますので、通常よりもモノを動かすための運送に時間がかかっている具合です。運送会社各社には、感謝しきりです。

Stay at HOME and ATELIERを基本として、長期戦を覚悟しつつ、このペースに慣れていきたいと考えています。少しずつ、発信を増やしてまいりますね。

 

品川デポ

午前中、検品したいものがあって天王洲の倉庫へ。ラッシュを避けての電車移動です。弊社は完全テレワーク化は済んでおり、極力出歩かないようにして仕事は進めていますが、生身でないとできないことがモノづくりの世界には沢山あって、現場は大切です。(一度外出したら、そのあと最低1週間は、ほぼ外出しないように切り替えています。)

最近は、特にイレギュラーな出来事の連続なので、空も陸も一筋縄ではいかないのかもしれません。だんだんイレギュラーがレギュラーなのだと理解が深まってきました。いつどうなるかよりも、だんだんこの生活に慣れていくしかないのかもしれません。

A4スクエアのハンドル修理

長らくお使いくださったフラット・ブリーフのA4スクエアの、「ハンドルだけがくたびれてしまった」という事で、改修させていただくことにいたしました。

こちらのバッグはエナメルコーティングされたバッグだったのですが、ハンドルのエナメルが一部剥がれてきていました。そこをいったんアイロンでくっつけてから、アトリエにある柔らかいグレーの革をぴったりと巻いて固定し、ステッチをいれます。革自体も最初に薄く漉いて、コバ(裁断面)を溶剤で処理しています。

美しくよみがえりました。長らくお使いくださっているお客様へは、送料をご負担いただけましたら、安価で承っておりますので、何かのご注文の折にでも、お気軽にご相談くださいませ。
(今回はぴったりと小さく折りたたんだら、ネコポスでお送りすることができました)

栃木レザーの入荷状況

本日より、出荷を再開しております。新しい期が始まって、決意新たにという感じですが、先月から、栃木レザーのアニリンが、メーカーの方でも色によって在庫がなくなっておりまして、入荷までかなりの時間を要する・・・という事が生じております。

栃木レザーは、牛革の中でも「ヌメ革」と呼ぶことのできる革です。昔ながらの製法で鞣していて、樹脂から取り出したミモザを使っています。有害薬品を使わず、天然の鞣しを実行していますので、製造にじっくりと時間をかけていて、革の風合いも素晴らしいですし、耐久性や吸&放湿性にも優れています。

Agingでは、シザーケースの土台や、革紐メニュー等に使用していますので、アトリエにも革は在庫しておりますが、メニューブックのように色の別注や、数量が多いものの場合は影響を受けることがございます。何かございましたら、お早めにお問い合わせくださいませ。

(追記)
ご注文も混み合っておりますため、革の動き自体が早くなっております。革の入荷に時間がかかるものがございますので、候補の色がございましたら、早めにお知らせくださいませ。